「バッテリー駆動時間」は充電したバッテリーを装着して、ACアダプターを接続しない状態でVAIOを使用できる時間の長さ、「バッテリーの寿命」はバッテリーを使い続けたことによって劣化が進んだ場合に新しいバッテリーに交換する必要が生ずるまでの期間になります。
バッテリーの駆動時間とバッテリーの寿命、どちらもより長く持たせるポイントをわかりやすくご紹介します。
バッテリー駆動時間とは、VAIO本体に十分に充電されたバッテリーパックを装着して、ACアダプターをつながない状態で、使用できる時間のことです。
カタログ記載のバッテリー駆動時間(*1)は、所定の省電力動作時で測定したものです。製品出荷時の初期設定は、この省電力設定ではなく、多くのお客様が快適にご使用いただける設定を採用しているため、カタログ値よりもバッテリー駆動時間は短く表示されます。
バッテリーの駆動時間は、VAIOの使用状況によって変わります。以下の図のように、負荷のかかる作業をした場合にバッテリー駆動時間が短くなります。
バッテリーの残量は、通知領域(タスクトレイ)のバッテリーアイコン(下図参照)をクリックすると確認できます。
* Windows 10での表示
バッテリー駆動時間は、ディスプレイの明るさや、CPUの使用率、熱制御と冷却ファンの調整など、さまざまな要素で変化します。これらの組み合わせ(「電源プラン」「省電力設定」などと呼びます)を使用状況に応じて適切に選択すると、より快適に利用できます。
設定方法は、以下のページをご参照ください。
[Windows 10] 電源プランを設定する方法
[Windows 8.1] 電源プランを設定する方法
バッテリーは、長く使っていると少しずつもち時間(駆動時間)が減っていきます。
例えば、100%まで充電して10時間使用できていたものが、100%まで充電しても6時間しか使用できなくなります。ACアダプターを接続しての使用が中心の場合でも、この現象は発生します。
劣化したバッテリーを使い続けると、バッテリー内部の部品が劣化し、安全な使用に支障をきたす場合があります。バッテリーの性能が低下し、駆動時間が短くなった場合は、VAIO純正の新しいバッテリーと交換してください。
新しいバッテリーに交換する
付属のユーティリティー「VAIOの設定」でバッテリーの交換時期をご確認いただけます。
バッテリーの状態を、「良好」→「正常」→「注意」→「警告」と表示します。
「注意」と表示されたら、新しいバッテリーに交換をおすすめします。
バッテリーは、充電量を低く設定する(100%まで満充電しない)ことにより、寿命を長く保つことができます。
付属のユーティリティー「VAIOの設定」に「バッテリーいたわり充電モード」または「充電モード」が備わっています。使用状況に応じて充電量を80%や50%に設定して、バッテリー寿命を長く保てます。
*モデルにより画像が異なる場合があります。
いたわり充電モードの設定方法は下記を参照してください。
「いたわり充電モード」でバッテリー寿命を長持ち
バッテリーを安全にお使いいただくために漏液、発熱、発火、破裂などを避けるため、下記の注意事項を必ずお守りください。
バッテリーを廃棄する場合は、次の注意をお守りください。